クラウドファンディングがデータマーケティングツールになる

資金集めという従来の使い方だけでなく、様々な新たな可能性が拡がっているクラウドファンディング——。クラウドファンディグプラットフォーム「Makuake」を運営するマクアケの木内文昭共同創業者・取締役は、なかでもデータマーケティングやオープンイノベーションでの可能性に大きな期待感を抱く。

新卒でリクルートグループに入社以降、複数の新規事業創出に携わる。2009年にサイバーエージェントへ入社し、2013年Makuake サービス開始より現職。企業の研究開発テーマから具体的な商品・事業を生み出『Makuake
Incubation Studio(MIS)』事業責任者。東証一部上場企
業約50社での具体的なプロジェクトの立案実行支援に従事

──前回、メーカーはクラウドファンディング(以下、CF)を通じ、商品の価値を消費者に直接問うことで新たなものづくりを実現できる可能性があるというお話でしたが、CFは他にも新たな可能性を秘めていますか?

データマーケティングツールとしての可能性に注目しています。今や多くの事業者や消費者がCFを利用しているため、CFプラットフォームの運営事業者は、どういったプロジェクトが成功しやすいか、消費者の嗜好はどのようなものであるかといった情報を持っています。そこで、そのビッグデータをマーケティングに活用すれば、消費者の嗜好に合った新商品開発が可能になるというわけです。


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