住宅 |  2019.12.27

旭化成ホームズ、展示場で「時短」や「時産」の暮らしを提案

顆粒のみそ汁、下味冷凍… 他業種と連携で

顆粒タイプのみそ汁のそばにお湯の出るウォーターサーバーやフリーザーバッグを使った下味冷凍…。旭化成ホームズは、こんな暮らしの中の提案を住宅展示場で展開している。


同社は家事での「時短」を意識した住まいづくりを提案している。

近年の女性の社会進出により、いわゆるワンオペ家事や育児から「時短」ニーズが増加。さらに、最近では時短で作った時間で、ゆとりある生活を生み出す「時産」という言葉も広がっている。こうした動きをとらえて、女性の生活に「ゆとり」を産むノウハウや情報を提供することを目的とした「ゆとりうむプロジェクト」に、同社は今年7月に参画。時短で産み出された時間の使い方なども提案している。

同社は今回、同プロジェクトに参画する旭化成ホームプロダクツとウォーターサーバー「クリクラ」を展開するナック、みそを製造・販売するマルコメと連携。12月15日まで「ゆとりうむハウス体験会~1時間のゆとりを産む家~」をテーマに、東京都北区のヘーベルハウス王子展示場で行っている。

展示場内で、まず目を引くのがフリーズドライの顆粒みそ汁「料亭の味」とウォーターサーバーの提案だ。これまでも即席のみそ汁はあるが、多くは袋に入ったみそを絞り出すタイプ。「絞り出すのは意外に手間だが、顆粒タイプのため、こうした手間もなく、時間のない朝なども便利」とマルコメの担当者。お湯は、沸かす必要のないウォーターサーバーから入れる。「すぐにお湯が出るため、待つ必要がない」(ナックの担当者)。また、旭化成ホームプロダクツが販売するフリーザーバッグ「ジップロック」も時産商品として提案。休日など時間があるときに、フリーザーバッグに肉や魚などの食材に下味をつけながら冷凍保存する「下味冷凍」が注目されている。この下味冷凍で食材を準備しておけば、仕事のある平日は15分で家族の夕食が完成するという。

旭化成ホームズの共働き家族研究所が、ヘーベルハウスに住む男女に実施したアンケートによると、今よりも省力化したい家事として、30 代~40 代の妻の多くは「夕食の準備」を挙げた。展示場では、こうした調査結果を生かしたソフト提案をしている。

部屋にある観葉植物で手軽にクリスマスを演出する

空いた時間を家族で楽しむ。間近に迫るクリスマスも、その1つだろう。しかし、こうしたイベントも働く主婦にとっては負担になることも。自宅で豊かさを感じる光景として、「イベント・行事を楽しむ」が上位にあるとされる一方で、「クリスマスは約6割が負担を感じている」(旭化成ホームプロダクツ調べ)。

節約アドバイザーで、同プロジェクトの理事丸山晴美さんは「仕事をしていると負担感が強い」と指摘する。「クリスマスツリーを出したり、装飾をしたり手間を感じる」(丸山さん)。

今回のイベントでは、こうした負担感を和らげる方法も提案。装飾のノウハウとしてマンションのベランダでも簡単にできる「ベランダ装飾」や、ありモノをクリスマスに見立てる「ゆとりマス装飾」を提案する。「手間を掛けずに楽しめることが大切」と旭化成ホームズマーケティング本部営業推進部広宣・販促グループの三原昌さんは強調する。