2019.10.28

(一財)住まいづくりナビセンター、リフォーム事業者対象にスキルアップセミナー

ネット活用して集客力強化

(一財)住まいづくりナビセンターは、「リフォーム評価ナビ」に登録する事業者を対象にスキルアップセミナーを開催した。上手な活用事例を見ながら対策を検討するなど、集客力強化をサポートする。


(一財)住まいづくりナビセンターが運営する「リフォーム評価ナビ」は、消費者が安心・納得してリフォーム事業者を選ぶことができるリフォーム事業者検索サイト。その大きな特徴のひとつが、リフォーム工事を依頼した消費者の口コミ情報を掲載している点だ。事業者からの情報だけでなく、実際に工事を依頼した消費者の口コミ情報を掲載することで、事業者と消費者の“情報の非対称”を解消するのが狙い。2019年10月17日時点で954社が登録しており、登録事業1000社を目指して取り組みを進めている。

住まいづくりナビセンターは、全国各地でリフォーム評価ナビの登録事業者向けに、集客力を強化するサポートの一環として、「2019 年度スキルアップセミナー」を実施している。10 月3日に、今年度の第1回目となるセミナーを開催(東京都後援、(公財)東京都防災・建築まちづくりセンター共催)した。

セミナーの冒頭では、住まいづくりナビセンターの坂本功理事長が「建築物省エネ法の一部改正に伴い、今後、性能向上リフォームなどに取り組むリフォーム事業者の活躍の場面はさらに広がっていく。リフォーム評価ナビを通じて強力に支援していきたい」と挨拶。また、社本孝夫特別顧問は、リフォーム市場の動向を解説し、「リフォーム事業者がインターネットを活用して情報発信することが重要であり、消費者による口コミが優秀な営業マンになる」と述べた。

事務局からは、リフォーム評価ナビの特徴を踏まえた活用のポイントや、リフォーム評価ナビを上手く活用している登録事業者のページを参考に、消費者からの問合せを増やす方法について解説。さらに、口コミの「評価点数」より「掲載件数」が信頼感を増し、頻繁に投稿することで反響が増えることなどを示した。

実際に見積もり件数依頼は、口コミが1~2件の事業者に対して、10 件以上の事業者では、約10 倍以上に増加している。

参加者からは、こうした具体的な活用術などが役に立ったという声が聞かれた。

なお、2019 度は全国13 カ所でスキルアップセミナーを開催していく。

スキルアップセミナー スケジュール
10月3日、東京で開催された2019年度スキルアップセミナー