2019.11.4

樹脂サッシ工業会、市場環境の整備に軸足

認知の次の段階へ

樹脂サッシ工業会は、主に樹脂サッシの専業メーカーなどからなる任意団体だ。正会員はAGC、エクセルシャノン、大信工業、フクビ化学工業の4社、賛助会員は積水化学北海道、日本板硝子ビルディングプロダクツ、日本電気硝子、リケンテクノス、MSH、H.R.D. SINGAPORE の6 社である。

設立当初は、樹脂サッシの認知度向上に力を注いできた。樹脂サッシは、冬の寒さが厳しい北海道での採用が主であり、北海道以外の地域では認知度が低く必要性も感じてもらえない状況だった。

しかし、国の省エネ関連の法制度の整備や、住宅エコポイントなどの実施、さらに最近ではZEH や住宅の省エネ基準の説明義務化の流れから、省エネに対する世の中の意識が高まり、北海道以外の地域でも普及が進んできた。年間出荷数は今では200 万窓以上となっている。これに伴い、「樹脂サッシ工業会も取り組むべき活動が変わってきた」と村上敦亮技術委員長は話す。


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