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2019.10.25

MUJI HOUSE 5年ぶりに新商品を投入

平屋住宅で幅広い年代に売り込む

MUJI HOUSEは、5年ぶりに新商品の販売を始めた。商品は庭とつながる全開口サッシなどが特徴の平屋住宅「陽の家」。幅広い年代層に売り込む考えだ。


同社は、これまでに「木の家」、「窓の家」、「縦の家」とそれぞれ特徴のある3つのタイプの住宅を販売してきた。住宅が密集する都市部では、2階、3階とフロアを重ねて居住スペースを拡張。吹抜けをつくり、間仕切り壁をできるだけ取り払いながら、広さや奥行きを感じる立体的なつながりを住宅でつくってきた。

一方で、少子高齢化や、働き方改革など、住まい手の暮らしが大きく変わる中で、「平屋に対するニーズは年々高まってきている」(同社)。実際に、同社のモデルハウスへ来場した客にアンケートをとると、平屋をラインアップしてほしいという声も多いという。このため、今回、同社は5年ぶりの新商品として平屋住宅を投入。「陽の家ではこれまでの無印良品の家のコンセプトを踏襲しつつ、平屋だからこそ得られる庭とのつながりを重視し、フラットで快適な居住スペースを持つ商品」と同社取締役住空間事業部開発部長の川内浩司氏は自信をみせる。

今回の住宅の最大の特長は、庭とのつながりを楽しめるように窓をすべて壁に引き込むことができる全開口サッシを採用したことだ。また、軒下部分まで標準となっているウッドデッキも、段差をなくし室内と屋外を緩やかにつないでいる。これが全開口サッシと合わさることで、広々とした空間が誕生。「天気のよい週末には、テーブルを庭に出して木陰の下で朝食の時間をゆっくり過ごしてみるなど、室内で行われる営みを庭に出すという新しい暮らし方を提案する」(川内氏)と話す。

外壁にもこだわった。「陽の家」の外壁には国産杉を使用した木製サイディングを標準設定。木材ならではの温かみが感じられ、その経年変化を楽しむことができる。この木製サイディングが、「陽の家」最大の特長の広々とした空間をさらに演出する。

また、リビングは建物のかたちそのままが現れる勾配天井に。登り梁を用いて、室内に余計な構造材を見せず、平屋でありながら開放的な空間もつくり出している。室内は間仕切りを少なくした一室空間にすることで、住み手のライフスタイルや家族構成の変化に合わせ、空間構成を柔軟に変えることができる。

「陽の家」は千葉県いすみ市でスピークが手掛ける体験型宿泊施設「フォレストリビング」にモデル棟を展示。9月下旬からモデル棟の見学を始めたが、「9月中旬に予約を開始するとすぐに埋まってしまった」(川内氏)など人気の高さがうかがえる。

5年ぶりの新商品「陽の家」、全開口サッシが特長だ

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特集:

蓄積されるエビデンスの最前線

住まいの温熱環境が居住者の健康を大きく左右する──そのエビデンスが着実に蓄積されつつある。
断熱性や気密性を高めることは暮らしの快適性につながるだけでなく、健康にも影響することは従前から指摘されてきたが、これらは経験や体験に基づくものであり、医学的なエビデンスに裏打ちされたものではなかった。
しかし、ここ10年間ほどの間に温熱環境と健康に関する研究が進み、その成果がまとまり始めている。
温熱環境と血圧、睡眠、虚弱、皮膚疾患などとの関係が明確になりつつあるのだ。
高性能住宅は、省エネ性や快適性などだけでなく、こうした健康面での価値を持つ。
住まいづくりも大きく変わりそうだ。
それぞれの分野の学識経験者に、研究の最前線、その影響などについて聞いた。

住まいと健康
慶應義塾大学理工学部システムデザイン科 教授 伊香賀俊治氏
温熱環境と睡眠
関西大学環境都市工学部建築学科 教授 都築和代氏
温熱環境と高血圧
自治医科大学循環器内科学部門 教授 苅尾七臣氏
温熱環境と皮膚疾患
岐阜工業高等専門学校建築学科 教授 青木哲氏
温熱環境と虚弱
北九州市立大学国際環境工学部建築デザイン学科 准教授 安藤真太朗氏

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