日本人の人口43万人減 存在感増す外国人世帯
総務省 19年人口動態調査
総務省がまとめた住民基本台帳に基づく2019年1月1日時点の人口動態調査によると、日本人の人口は1億2477万6364人となり、昨年から43万3239人、同0.35%減少した。減少は10年連続のことであり、減少幅は1968年(昭和43年)の調査開始以来、最大となった。
出生数から死亡者数を引いた自然増減数でみると、44万2564人で、12年連続して減少しており、1979年度以降、最大の減少幅となっている。
全国の人口
総計 | 日本人住民 | 外国人住民 |
1億2,744万3,563人 (▲26万3,696人、▲0.21%) | 1億2,477万6,364人 (▲43万3,239人、▲0.35%) | 266万7,199人 (+16万9,543人、+6.79%) |
世帯数
世帯数 | 1世帯平均構成人員 | |
総計 | 5,852万7,117世帯(+51万9,581世帯、+0.90%) | 2.18人(▲0.02人) |
日本人住民および複数国籍の世帯 | 5,699万6,515世帯(+38万2,516世帯、+0.68%) | 2.19人(▲0.02人) |
外国人住民の世帯 | 153万602世帯(+13万7,065世帯、+9.84%) | 1.74人(▲0.05人) |
【日本人住民】年少人口割合、生産年齢人口割合、老年人口割合の1位
市区部 | 町村部 | |
年少人口割合 | 沖縄県豊見城市(20.05%) | 鹿児島県三島村(22.64%) |
生産年齢人口割合 | 東京都中央区(70.80%) | 東京都青ヶ島村(71.70%) |
老年人口割合 | 北海道夕張市(51.41%) | 群馬県南牧村(62.09%) |
出生者数は92万1000人で減少傾向にあり、こちらも調査開始以降では最少。一方、死亡者数は136万3564人で増加傾向にあり、調査開始以降では最多となっている。
転入者数などから転出者数などを引いた社会増減数でみると、日本人の人口は9325人の増加。しかし伸びは2年連続の縮小となっている。
外国人の人口をみると、約17万人増えて266万7199人、同6.79%の増となり、過去最多を更新した。日本全体に占める割合は2.1%と高まっている。
外国人の自然増減数は9355人の増加、社会増減数は16万188人の増加。国外からの転入者数から転出者数を引いた数は29 万7890人で、国外からの転入超過が前年よりも拡大している。
年齢階級別でみると、日本人の生産年齢人口(15~64歳)は7423万887人でほぼ毎年減少傾向にあり、老年人口(65歳以上)は3501万4064人で毎年増加している。
日本人の生産年齢人口の割合は減少しているのに対して外国人の生産年齢人口割合は85%と高く、昨年よりも0.22%増加した。日本人の働き手の減少を外国人が一定部分補っている状況がうかがえる。
日本人住民のうち生産年齢人口割合が高いのは市区部では東京都中央区で70.80%、町村部では東京都青ヶ島村の71.70%。
老年人口割合では北海道夕張市51.41%と群馬県南牧村62.09%となっている。
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