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2018.12.11

広島建設 新ブランド「東京ノイエ」を立ち上げ 東京城東地域の市場開拓に本腰

〝建築士とつくる家〟をキーワードに都内ならではの家づくり

広島建設が東京都城東地域に攻勢をかける。新ブランド「東京ノイエ」を立ち上げ、旗艦ショールームもオープンする。狭小地が多く防耐火規制の強い都市部において、ユーザーニーズにきめ細かく対応する東京ならではの暮らしを提案する。

「東京ノイエ 錦糸町展示場」は賃貸棟(左)と二世帯住宅棟からなる

広島建設(島田秀貴代表取締役、千葉県柏市)が、新ブランド「東京ノイエ」(TOKYOneue)を立ち上げた。

広島建設は、千葉県、東京都、埼玉県において注文住宅を主軸に分譲住宅や大型建築の企画・開発を行っている。

「東京ノイエ」では、ブランド名の通り東京エリア、特に城東地域において戸建持家はもちろん、店舗や賃貸といった併用住宅、また、共同住宅・長屋住宅といった収益物件など用途を問わず、多様なユーザーニーズに応えていく。土地の広さや立地、防火地域など制約の多い東京エリアにおいて、都内ならではの「住まいかた」と「暮らしかた」を注文建築で実現していく。

建築士の提案力を活かし新工法も採用

同社の特徴は、営業担当者が建築士の資格を取得していること。「東京ノイエ」のブランドメッセージは「建築士とつくる家」であり、立ち上げに当たり経験豊富で実務経験のある人材を投入した。さまざまな規制などにより一般的な注文住宅では対応が難しく、高度な技術が求められる東京エリア。例えば、狭小敷地を最大限有効する提案が求められる。そのためには法規制などを熟知していなければならない。こうした都市中心部ならではの地域特性のなかで、ユーザーニーズを踏まえスピーディな対応を図るため、これまで培ってきた提案力を最大限に活かす考えだ。

また、さまざまな用途への対応を図るため、新工法を採用したこともポイント。同社は「フォルテス」という防火地域対応の木造耐火住宅の商品を持つが、加えて、ラーメン構造「木造門型フレーム」を採りいれた新工法を採用した。木造軸組工法のネックは大空間が難しいこと。近年強く求められている大型リビングや店舗などの提案には不可欠な要素だ。新工法は最大スパン4.5mを可能にし、こうしたニーズに応えられる。

提案力というソフト面、新工法というハード面の双方から対応を図るもので、「よりハイグレードを求めるユーザー、標準では物足りないユーザー」(同社担当者)が「東京ノイエ」のターゲットとなる。

賃貸棟は、1階が男性の一人暮らしをイメージ、2階は女性や新婚夫婦をイメージする
賃貸棟は、1階が男性の一人暮らしをイメージ、2階は女性や新婚夫婦をイメージする
二世帯棟は1階を親世帯のコンパクトなLDK、2階のLDKは機能的な家事動線を意識したつくりとしている
二世帯棟は1階を親世帯のコンパクトなLDK、2階のLDKは機能的な家事動線を意識したつくりとしている

自由度の高さがポイント
5~7階戸建や店舗・賃貸併用も

「東京ノイエ」の特徴は、その自由度の高さにある。「セナリオハウス」では注文住宅といっても一定のルールにのっとったものであるが、「東京ノイエ」は「枠を外し、純粋にユーザーの要望に応えていく。どちらかというとアトリエ系の設計事務所に近いかたちで対応することができる」(担当者)。「建築士とつくる家」をブランドメッセージとした理由がここにある。

新工法による間取りの自由度や内装の自由度はもとより、ユーザーの要望や条件などによって木造ラーメン構造や鉄骨ラーメン構造にも対応する。さらに5~7階建ての戸建住宅や、高層階を住居とし低層階をテナントとする共同住宅など、あらゆるニーズに応えていく。「東京ノイエ」は、東京のユーザーニーズに総合的に応えることが可能なブランドということができよう。

都内の受注を倍増
付加価値を高め受注単価をアップ

「東京ノイエ」は、広島建設にとって戦略的に大きな意味を持つ。

これまで千葉県柏市を拠点に千葉県、東京都、埼玉県で事業を展開してきたが、このブランド立ち上げは東京・城東地域(葛飾区、江戸川区、墨田区、江東区、台東区、荒川区、足立区)への注力の第一歩となる。

同社は年間600棟以上の物件を手がけているが、都内での実績は45~50棟程度。先に3階建ての「東京ノイエ 錦糸町展示場」(墨田区)をオープンしたのに続き、旗艦店として「東京ノイエ 新小岩ショールーム」(葛飾区)もオープンし、年間75~100棟程度と、これまでの2倍の受注を目指す。

また、一棟単価の高い物件の受注への注力という側面も持つ。戸建住宅の受注単価のアップだけでなく、共同住宅・長屋住宅といった収益物件の受注にも力を入れ、受注単価の平均的な底上げも図る。年間20~30棟程度の収益物件の受注を見込んでいる。

同社の木造住宅の単価は1棟当たり1800万円程度であるが、「東京ノイエ」では2000万~3000万円程度を中心価格帯に想定している。

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特集:

2030年住宅への設置率6割は可能か
初期費用、条件不利地域へのソリューション

国は2030年に住宅での太陽光発電の設置率6割を目標とする考えを示した。
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