ニチベイ 操作方式、生地のラインナップを拡充
プリーツスクリーン「もなみ」をモデルチェンジ
ニチベイはプリーツスクリーン「もなみ」をモデルチェンジした。シングルスタイルの操作方式に「スマートコード式」と「電動式」を追加したほか、人気の和紙調生地のラインナップを拡充。窓だけでなく間仕切り代わりなどでの使用も提案し採用を伸ばしていきたい考え。
ニチベイはプリーツスクリーン「もなみ」をフルモデルチェンジ、9月3日に発売した。
1996年に発売されたもなみは、発売当時まだ日本ではあまり普及していなかったプリーツスクリーンの普及に大きく貢献、今でも人気の製品のひとつだ。洋風テイストのデザインが多い市場のなかで、和風テイストのデザインを多く揃えていることもあり、障子代わりに使われるなど様々な空間・用途で採用されてきた。そのなかで同社は今回、4年ぶりにもなみをフルモデルチェンジ。これまで以上にデザイン性と機能性を充実させたことで、快適で豊かな暮らしを提案する。
モデルチェンジではシングルスタイルの操作方式にループがなく1本のコードで操作する「スマートコード式」を追加した。操作コードを片手で少し引くとスクリーンがゆっくり下降、下に長く引くと上昇する。コードの絡まりを防止できるうえ、下降中にボトムレールが障害物に触れると自動的に停止する安全設計により、小さい子どもがいる家庭でも安心して使うことができる。加えて、操作方式には「電動式」も新たにラインナップ。操作コードがないためリモコンや壁付けのコントローラーで簡単に操作ができる。
また、生地には人気の和紙調生地「いぶき」「きさら」などにトレンドカラーを意識した新色を新たに追加、日本の風景をイメージしたプリント柄・ジャガード柄も新提案するなど充実させた。さらに商品幅3mまでつなぎ目なしの1枚生地で製作可能な生地も登場。「ワンチェーン式」では、高さ3mまで製作可能な生地の種類を増やしたことで大きな開口部への対応が可能になった。
採用増加へコト提案に注力
同社では“モノ” の提案に加え今後は“コト”提案にも注力していきたいという。たとえば、操作方式に新たにラインナップした電動式は高齢者や身体の不自由な人もリモコンひとつで操作ができることから、近年、住宅での採用が増加している。電動式の採用で快適な暮らしが実現できるとして提案を強化する。
さらに、カタログにはモダンな窓やナチュラルインテリアの窓など4つの空間の窓を掲載している。もなみを使用した際の癒しの空間をイメージさせることで採用を伸ばす。商品開発本部商品企画部の佐久間英二次長は、「HPでのもなみのアクセス数が多いのはそれだけ興味を持って貰っているということ。提案を強化していきたい」と話す。今後は窓だけでなく間仕切り代わりとしてももなみを提案していく考えだ。
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