2018.9.21

キッズデザイン賞に見るトレンド 子育て分野のICT活用が進む

見守りや育児不安を減らすアプリ・SNSなど続々

社会環境の変化とともに、子どもを取り巻く環境も大きく変化している。子どもの数は減少していると言われる一方、共働き夫婦の増加でこれまで以上に子どもの安心・安全で健全な成長を促す環境づくりが求められている。今年で12回目を迎えるキッズデザイン賞では、そういった共働き夫婦のサポートや子どもの安全を守るのためのICTやSNS、アプリなどを活用した製品・サービスが多く見られた。今年のキッズデザイン賞のトレンドを探る。

社会環境の変化は子育てに大きな影響を及ぼしており、共働き世帯の増加に伴い、子どもを育てやすい社会環境の整備が求められている。子どもたちの安心・安全な発育の手助け、育児や家事など子どもを持つ家庭の負担を軽減する製品やサービスが多数提供されている。

そうしたなか、NPO法人キッズデザイン協議会は今年で12回目を迎えるキッズデザイン賞を発表した。キッズデザイン賞は、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・空間・サービス・研究活動などを顕彰するもの。今年の応募総数は4549点で、そのうち2705点がキッズデザイン賞を受賞した。今年のキッズデザイン賞では、近年、教育や子育ての分野でのICTの活用が進み、子育て世代に役立つモバイル・アプリや子ども・子育て世代に役立つ様々なサービスの応募が増加していたことに伴いカテゴリーに「アプリケーション・サービス」を新設している。

子どもの安全に向けた取り組み進む
見守りサービスが数多く登場

受賞作品のなかには、子どもの安全を守るサービスや製品が多数あり、取り組みが高度化している様子がうかがえた。特に見守りに関するサービスが増加している。


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