パナソニック エコソリューションズ社 創業の原点、住宅用配線器具
2020年に世界シェアナンバーワンへ
パナソニックは今年3月に創業100周年を迎えたが、それと同時に創業の原点である住宅用配線器具事業も100周年となった。暮らしの中で欠かせない縁の下の力もちであるが、実はあまり知られていない住宅用配線器具──。世界シェアナンバーワンの獲得へ向けたパナソニックの住宅用配線器具事業に迫る。
パナソニックは松下電気器具製作所の創業から今年3月で100年目を迎えた。2017年度の売り上げは7兆9822億円、事業領域は家電、空調、コールドチェーン、住宅部資材、IT機器、電池などと多岐に及び、今や日本を代表するものづくり企業にまで成長した。
だが、その原点は1918年に松下幸之助が改良を重ねて開発した「アタッチメントプラグ」という住宅用配線器具だった。当時、家庭の電源は壁に設置したコンセントではなく、電灯ソケットから確保していた。電化製品の電源を得るために、電化製品と電灯ソケットをつなぐ役割を果たすのが、アタッチメントプラグだった。
さらに、松下幸之助はアタッチメントプラグの発売から2年後の1922年、二股ソケット「2灯用クラスタ」を開発。電源を2カ所確保できるので、片方のソケットには電球を設置して部屋を照らしながら、もう片方のソケットにはアタッチメントプラグを差し込んで電化製品も使用できるようになった。
100年経った今でも、アタッチメントプラグは年間10万個販売されており、私たちの暮らしを支えている。パナソニックグループの社員は誰でも創業の製品がアタッチメントプラグであることを知っており、住宅用配線器具事業には特別な想いがあるという。
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