住まいと自動車の関係
積水化学工業が行った、PVとHEMS、VtoHを搭載している実邸67件を対象とした調査によると、EVは車としての利用よりも蓄電池として利用されているケースが多い。VtoHシステムの「経済モード」(電力単価の安い深夜電力で充電、同単価の高い朝・夜に放電する)時の年間平均の電力利用状況は、EV走行が814kWh、自宅へ放電が1844kWhと、2.3倍である。さらに邸別にみてみると、走行による消費電力に大きな個人差があり、なかにはほぼ走行していないケースさえもあった。
若者の自動車離れが進んでいると言われる。内閣府の消費動向調査で、世帯主年齢階層別に2018年の乗用車の普及率をみると、29歳以下は56・6%と、3階層のなかで一番低い。さまざまな理由が指摘されているが、交通インフラが発達した都市部では駐車場なども含めた所有コストに比べてメリットが少ないのかもしれない。
ただ、地方もしくは都市中心部から遠い郊外ではどうだろう。日頃の買い物にも車が不可欠で、文字通り生活の足である。乗用車の複数所有は当たり前で、分譲住宅は庭をつぶしてでも2~3台分の駐車スペースを確保しなければ売れないという声も聞く。
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