建材 |  2017.12.1

ニチハ 窯業系サイディングで塗膜30年保証も実現

高付加価値戦略をさらに強化

ニチハ(名古屋市中区・山中龍夫 社長)は高付加価値戦略をさらに強化していく。窯業系サイディングで新たに業界初となる塗膜30年保証を実現する新技術も開発し、高付加価値商品の開発・拡販を推進し売上高・利益の向上を図る。

11月10日に名古屋市のウェスティンナゴヤキャッスルで開催された「ニチハサマーキャンペーン 2017 報告会」は関係者で大いに賑わった

ニチハの高付加価値商品が好調な業績をあげている。同社は住宅事業者などを集めて11月10日に「ニチハ サマーキャンペーン 2017」の実績報告会を行い、過去最高の昨年に迫る実績となったことを発表。「Fu-ge(フュージェ)」を代表とする高付加価値製品の販売が好調であったことが好業績の大きな要因とした。具体的なキャンペーンの販売数量については、窯業系サイディングが208.3万坪で、金属系サイディングが18.5万坪であった。

また、高付加価値戦略などが影響し、11月8日発表した2018年3月期第2四半期の決算についても、概ね好調を維持。売上高は568億5400万円(前年比99.7%)、営業利益は66億8100万円(同107.9%)、経常利益68億4100万円(同116.5%)、四半期純利益50億600万円(122.1%)となり、中間期決算としては、2期連続で過去最高を記録した。

今後の取り組みについて、山中社長は「日本の株式マーケットでは、連日株高が続き25年ぶりの高水準だ。欧米に比べれば周回遅れだが、日本の景気もいい状況になってきている。住宅業界については、消費税の増税の行方が最も気になるが、衆議院選で自民党が勝ったことで増税がほぼ決定的になった。今後2年間、駆け込み需要が予想されるため、安定した供給に万全の体制をとる。また、増税後の戦略についても準備しておかなければならないと思っている」と話す。

2018年2月には、塗膜30年保証に対応した新塗料シリーズの販売を予定している

超耐候性能を実現した新塗料技術を開発

ニチハは好調な業績を受け、高付加価値戦略をさらに強化する。新たな技術開発を推進。16mm厚以上の高級品に採用している「プラチナコート」をさらに進化させた超耐候の新塗料の開発に成功。耐候性能をさらに強化したことで、窯業系サイディングとしては業界初の塗膜30年保証を実現する。2018年2月には、「モエンエクセラード」の人気柄を中心に、今回実現した塗膜30年保証に対応した新塗料シリーズの販売を予定している。

「窯業系サイディングの塗膜保証については、15年から長くても20年だった。今回開発した新塗料で超耐候を実現したことでメンテナンスコストの削減をアピールしていける。サイディングについては、ますます高耐久ニーズが高まっており、ラインナップの強化を進めている。高付加価値商品については住宅市場が縮小しても一定の需要が見込めるので、新商品の開発・拡販に努めていく」と、山中社長は意気込みを語っている。