新社長に聞く次世代への視座
ミサワホーム 代表取締役社長執行役員 磯貝匡志氏
人口減少社会のなかで介護や保育などのノウハウを活かし社会に求められる事業を開拓する
平成29年6月、ミサワホームの新社長にトヨタ自動車出身の磯貝匡志氏が就任した。
1月にはトヨタホームとの資本業務提携によりトヨタグループの連結子会社となったミサワホームをどのような方向へと導こうとしているのか―。
就任から4カ月、磯貝氏のハンドルさばきに注目が集まっている。

ミサワのレガシーを次世代へつなぐ技能者の育成にも着手
──社長に就任してからの率直なご感想をお聞かせ下さい。
これまで社内の幹部、各地域の支社長や支店長、関連会社の社長らと面談し、ミサワホームが置かれている状況や課題などを私なりに整理してきました。同時にミサワホームや住宅産業界の歴史なども改めて勉強してきました。
こうしたなかで、私なりに考えることがあり、それを100項目以上の課題にまとめ経営幹部に伝えました。
そのひとつが、先輩方が残してくれた財産を今の世代に引き継いでいく必要があるということ。例えば、かつては「住宅を購入する方々は人生の成功者であり、それなりの知識が求められる」ということを多くの社員が共有していました。お客さまの家に訪問し、框や畳の縁を踏むような営業担当者は信用されないから気をつけるようにといったことが徹底されていたのです。今でも50歳代以上の社員であればなんとなく覚えていますが、若い社員にも引き継がなければなりません。
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