都市の課題を緑で解決

今年4月に東京都荒川区で「私立にじの森保育園」が開所され、注目を集めている。この保育園は、都立汐入公園のなかに開設されたもの。都市公園に保育園を設置することは、従来の都市公園法では不可能であったが、国家戦略特区制度を活用して、法制度の規制を超えて開設した。

東京都荒川区の汐入公園内に設置された「私立にじの森保育園」

荒川区では、待機児童問題の解消に向けて保育園の増設を進めようとしているが、都市部の密集地域であることもあり、なかなか充分な土地が確保できないという問題を抱えていた。そこで特区制度を活用し、都市公園内に保育園を設置できるようにした。

同じように特区制度を活用して都市公園に保育園を開設しようという動きが他の地域でも出てきている。さらに、今年6月15日には都市公園法の施行令の一部改正が施行となり、特区制度を活用することなく、保育園やデイサービスセンターなどの社会福祉施設を都市公園内に設置できるようになった。


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