全国陶器瓦工業組合連合会 「瓦屋根は地震に弱い」という誤解の払拭へ
耐震シミュレーションの検証結果を周知徹底
全国陶器瓦工業組合連合会(全陶連、理事長・野口安廣氏)が、「瓦屋根は地震に弱い」という誤解を払拭するために、耐震シミュレーションソフトウェア「wallstat(ウォールスタット)」を使った検証を行った。
検証結果を用いてパンフレットなどを作成し、正しい情報や知識の普及を進め、出荷が減少傾向にある瓦屋根の復活を目指す。
平成6年には12億8200万枚だった瓦の出荷量は、平成28年には3億6000万枚にまで減少した。また、製造業者、施工業者も減少傾向にあり、業界は厳しい状況が続いている。
瓦の出荷量減少の原因のひとつに、化粧スレートや金属屋根に比べて初期費用が高いという理由があげられる。住宅需要の中心である30歳代~40歳代の所得水準が低下傾向にある中で、初期費用が高くなる瓦屋根は敬遠されがちとなる。
しかし、化粧スレートや金属屋根の多くが、定期的な再塗装を必要とするのに対して、塗装がされていない瓦は塗り替えが不要。しかも1枚からでも差し替えが可能な瓦は、長い目で見ると経済的だ。全陶連の小林専務理事は、「30年後の総コストを考えて選択をして欲しい」と話す。
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