住宅 |  2017.6.9

旭化成ホームズ「キュービックルーミー」

都市型住宅に遊び心と収納力の詰まった新しい空間価値を創出

「へーベルハウス キュービック」の新モデルとして2階建て戸建住宅「 キュービックルーミー 」を発売した。
2階の天井を押し上げ勾配屋根とすることでZEHに必要な太陽光発電の設置を可能にし、開放感のある2階リビングや様々な使い方を楽しめるロフト空間も生み出している。


「へーベルハウス キュービック」は都市の敷地を最大限に活かすため、庇をなくした箱型のフォルムとして登場した。1982年の発売以来、その斬新なデザインが好評を得て、旭化成ホームズが販売する2階建て戸建住宅の6割以上を占める主力商品となっている。

同社の戸建住宅の全国シェアは約3%。同社が営業展開している都市部では今後も一定の住宅需要が見込めるとして、2025年度までに戸建住宅のシェアを5%にまで高める目標を掲げている。戸建住宅のシェアアップに向け、第一弾として発売したのが「CUBIC roomy(キュービックルーミー)」だ。

都市部のコンパクトな住宅でもZEHの達成が容易に

「キュービックルーミー」の開発では都市の敷地に建てる戸建住宅として2階建で延床面積30~40坪というリアルサイズにこだわった。

「当社ではこれまでも30~40坪の住宅でいかに豊かな空間を提供できるか考え続けてきた」(マーケティング本部次長兼 商品企画部長 加藤明氏)という。

例えば、2014年に発売した「ソフィット」は三角屋根を設定し、天井勾配を活かした開放的な吹き抜けを提案した。

「キュービックルーミー」ではこれをさらに発展させ、三角屋根を設けるだけでなく、勾配の頂点を最適な位置にシフト。切妻屋根でも寄棟屋根でもない独自の「偏芯寄棟屋根システム」を採用した。南面を3.5寸勾配、東西北面を15.7寸勾配とする屋根だ。この独特な屋根形状により様々なメリットが生まれる。

まず、南面の穏やかな勾配の屋根面が大きいため、30坪程度のコンパクトな建物でも約5kWの太陽光パネルを搭載できる。断熱性能の面でも今年5月から全商品に標準採用している「へーベルシェルタードダブル断熱構法」を採用し、都市部の狭小住宅でもZEHを可能とした。

「へーベルシェルタードダブル断熱構法」は壁の場合、厚さ75mmの「外壁へーベル」の内側に厚さ45mmの高性能断熱材「ネオマフォーム」を採用。1階床にも厚さ100mmの「床へーベル」の上に従来の3倍の厚みとなる60mmのポリスチレンフォーム断熱材を重ね断熱層を強化した。これにより同社の2階建のほぼ全棟で外皮平均熱貫流率(UA値)が0.6以下となり、同社の販売エリアにおけるZEHの強化外皮基準を上回る。

「へーベルシェルタードダブル断熱構法と組み合わせることで、ZEH基準を効率よくクリアできる」(同)としている。

同社は経済産業省が推進するZEHビルダー登録制度に登録しており、2016年度のZEH比率は目標(10%)を上回る11%だった。2017年度は18%の目標を掲げており、2020年度には70%のZEH比率を目指している。「キュービックルーミー」もZEH化することを前提に提案を進めていく方針だ。

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