2017.5.26

アキレス、最高グレードの硬質ウレタン断熱材を10月に発売

業界最高レベルの断熱性能を付与

熱伝導率0.018W/(m・K)という業界最高水準の断熱性能を実現した硬質ウレタンフォーム断熱材「ジーワンボード」(Z1ボード)を2017年10月から発売する。厚みを抑えながら外皮性能を向上できる断熱材として、高性能住宅づくり取り組む住宅事業者などに訴求していく。

同社は、2006年に高性能硬質ウレタンフォーム断熱材「キューワンボード」(熱伝導率0.021W/(m・K))を発売した。その後、断熱材の両面に遮熱性能に優れたアルミ箔面材をラミネートするなど、同製品の改良を行い、10年以上にわたり高性能断熱材市場で高い支持を得てきた。

高断熱化を図るほど、冬場の省エネ性能効果は高くなるが、逆に夏場には、室内に侵入した熱が逃げにくくなり、冷房効果が悪化することが指摘されている。最も重要なことは開口部からの日射侵入の防止だが、キューワンボードでは、断熱材の両面にアルミ箔面材をラミネートすることで、屋根や外壁からの熱侵入も減少させ、夏も冬も快適な住空間の実現に貢献できる。また、断熱材を保護する効果も発揮し、「欠けにくく現場での取り扱いがしやすい」「長期にわたり初期の性能を発揮する」といった特長も備える。新たに開発したジーワンボードでは、こうしたキューワンボードの強みを維持しつつ断熱性能を高めた。具体的には、断熱材を構成するセルのさらなる微細化などを図り、キューワンボードに比べて約1割、断熱性能を向上させることに成功した。


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