水廻り設備は清掃性が重点提案 給湯暖房機、PVはZEH化へ対応
2017年 春の“イチオシ”商品 設備編
住宅水廻り設備機器について、アンケートの結果を見ていくと、キッチン・バス・洗面といった水廻り設備に関しては、特に清掃性に配慮した商品をイチオシとして提案するメーカーが多く見られた。共働き世帯の増加により水廻りの清掃時間を短縮したいといった声が増えてきた。また、リフォーム需要の中心となる中高年層からも、水廻り設備の清掃性に対するニーズが高まってきており、メーカー各社はこれまでより一層、清掃性の高い商品の提案に力を入れている。
キッチンメーカーのなかでも特に清掃性にこだわりを持っているのがクリナップ。清掃に配慮した独自の「流レールシンク」を搭載したキッチンをイチオシ商品に挙げている。「水を使うたびにゴミや汚れが広がる」「シンクの隅にゴミが残る」といった従来のシンクの課題の解決に向けて開発したのが「流レールシンク」。シンクの底面の形状を手前に傾けることで、ゴミくずが手前からシンクの壁伝いに排水溝へスムーズに流れる。シンクで水を流すと自然とゴミが排水溝に流れていくため、「後片付け時だけでなく“調理中から”シンクをきれいに保つ、主婦思いの画期的なシンク」(クリナップ)。
クリナップでは2015年にシステムキッチン「クリンレディ」に初搭載後、2016年には最高級モデルの「S・S」にも「流レールシンク」を搭載しており、高い付加価値を持つ機能として高級商品の需要開拓の武器としている。
トクラスもキッチンの清掃性に重きを置いたキッチン「ベリー」をイチオシ商品に挙げている。「ベリー」には清掃性や清潔感を向上させる工夫として「ハイバックカウンター」を搭載している。これは、カウンタートップの奥から壁に沿って立ち上がるバックカウンターを通常よりも大きく立ち上げたもの。上部にレールを這わせ、専用の調味置きラックや水切りラックをぶら下げて利用できる。作業スペースに余計なものを置かないので、作業しやすくなるとともに、小物をカウンターに直置きしないので汚れがたまらず清掃効率が高まる。「ベリー」には、昨年10月から通常よりも奥行きを約10センチメートル伸ばした「奥までシンク」も導入している。従来はシンクの中に据え付けられていた洗剤やスポンジを入れるためのカゴを、ハイバックカウンターのレールにぶら下げるようにしたことで、シンクの奥行きを伸ばすことに成功した。
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