“身のまわりIoT”を制するのは誰?

経済産業省は、平成28年度と29年度の2年間、「住宅におけるIoT/ビッグデータ利活用促進に関する検討会」において、住宅分野でのIoTやビッグデータを活用した新たなビジネスチャンスの可能性などを検討し、その結果を報告書にまとめている(本誌58ページ参照)。

あらためて言うまでもなく、住宅のIoT化を進めることで、そこから得た住生活ビッグデータを活用し、新たなビジネスを展開する可能性も広がる。前出の経産省の検討会で座長を務めた東京大学生産技術研究所の野城智也教授は、こうした生活に近い部分でのIoT化を“身のまわりIoT”と称している。恐らく、住宅業界の多くの人々が、この“身のまわりIoT”の可能性に既に気付いているはずだ。しかし、可能性を具体化するための第一歩を踏み出せないでいることも事実。


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