旭ファイバーグラス 環境配慮型グラスウール断熱材の販売強化へ
発売開始10周年の実績をアピール
旭ファイバーグラスが販売する高性能グラスウール断熱材、アクリアシリーズが発売開始から10周年を迎えた。業界初のノンホルムアルデヒド化を実現した商品として環境性能への意識が高く、高性能住宅づくりに取り組む住宅事業者から高い支持を集めている。10周年という実績をアピールしさらなる販売強化を図りたい考え。
同社は2007年4月に、業界初となるノンホルムアルデヒド化を実現した高性能グラスウール断熱材、アクリアシリーズの販売を開始した。居住者の健康・安全に配慮し、グラスウール繊維同士を接着する材料を見直すことで、シックハウス症候群の原因物質のひとつであるホルムアルデヒドを原材料に一切含まないグラスウール断熱材の開発に成功した。
優れた断熱性能も付与した。グラスウール断熱材は、細いガラス繊維が絡み合い多くの静止空気層をつくることで断熱性能を発揮する。つまり、静止空気層が多いほど断熱性能も高くなる。限られた厚さの中でより多くの静止空気層をつくり出すためには、ガラス繊維を細くしていく必要がある。一般のグラスウールに比べて繊維が細いこともアクリアシリーズの特長だ。2014年には、同社独自の技術で世界初と(住宅用グラスウール断熱材(成形品)として。2014年7月1日発売時。同社調べ)なる約3ミクロンの超細繊維をつくり出すことに成功。住宅用グラスウール断熱材として世界最高水準となる熱伝導率0.032(W/m・K)を実現し「アクリアα」として発売した。住宅の省エネルギー基準において北海道などの寒冷地で壁・床に要求される断熱性能を標準的な柱厚105mmと同じ厚みで達成できる唯一のグラスウール断熱材となる。さらに、アクリアシリーズでは、壁用だけでなく、床用、天井用それぞれの部位に対応したラインナップも揃えている。
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