市場縮小を超える事業リスク
新年度を迎え、真新しいリクルートスーツに身を包んだ新社会人が街に溢れている。あらゆる場面で人材不足が露呈するなかで、住宅業界に仲間入りした新社会人を業界を挙げて育てていく必要がありそうだ。
施工現場では既に目に見える形で人材不足が露呈してきている。国勢調査によると2005年に54万人いた大工は2010年には40万人にまで減少している。大工の高齢化も進んでおり、今後、加速度的に大工が減少していくと言われている。野村総合研究所の試算によると、2010年度から2030年度にかけて木造・鉄骨造の新設住宅着工戸数が年平均2.2%の速さで減少する一方で、大工人口は年平均4~5・1%の速度で減少するという。
つまり、新築市場が縮小する以上のスピードで大工が減少していくということだ。その意味では、大工不足が新築市場の縮小以上に深刻な事業リスクになってきている。
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