2016.9.23

ハウジング・トリビューン Vol.522(2016年18号)

残価設定ローン 新型リバースモーゲージなど 新・住宅金融サービスの芽生え

建物評価の見直しで広がる可能性

既存住宅市場の拡大に向けて、建物の価値を適切に評価しようという機運が高まってきている。住宅・不動産業界だけでなく、キーマンである金融業界でも動きが出てきている。

一方、国土交通省では様々な業界の連携を促し、建物の評価手法を変革させようとしている。欧米のように建物価値が適切に評価されることで、住宅の資産価値は増大するだろう。

そして、その増大した資産価値を裏付けとして、様々な住宅金融サービスが生まれる可能性もある。芽生えはじめつつある新・住宅金融サービスの可能性を検証していく。

目次

HTʼS EYES

デジタル空間をつなぐ「窓」
ベッドタウンからシェアタウンへ

新・住宅金融サービスの芽生え
建物評価の見直しで広がる可能性

TOPICS&NEWS

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スマカチだより
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2016年 白書から読み解く
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Channeling Data

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連載

新・住まい学「災害復興と住まい」(後編)
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進化する収納システム
困りごとを解消し多様化するニーズにも対応

PICK UP

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FLASH

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特定非営利活動法人 日本外断熱協会 米国のパッシブハウス認定の普及を後押し