2021.9.27

竹中宣雄「体当たり住宅経営」

住宅メーカーのミサワホームに新卒で入社し、昭和、平成、令和の激動の住宅産業界を営業一筋に走り抜け、経営者として苦難の経営再建に挑んだ歩みを、その時々の想いを込めて綴った1冊。

住宅産業が“新産業”として脚光を浴びていた昭和47年(1972)入社、業界の熾烈な販売競争のなかで走り抜けた若手営業マン時代、転勤人生の悲喜こもごも。80年代から始まるバブル時代の崩壊とともに事業多角化が裏目に出て経営危機となった同社で産業再生機構の支援後、“火中の栗を握らされた”かたちとなった社長就任、直後のリーマンションなど企業再建の苦闘。そしていま新型コロナの感染拡大で住まいや暮らしの変革に迫られるなかで新しい住宅産業のカタチについても語っている。

住宅産業関係者にとっても、不透明な時代を生き抜くための勇気と希望の書である。

著者:竹中宣雄 ミサワホーム会長
発行:創樹社
体裁:A5判・268ページ
発売日 : 2021年8月10日
ISBN-10: 4883511391
ISBN-13 : 9784883511396