2021.2.22

スタイルポート、マンションギャラリーに等身大VR内覧システムを初提供

リアルな空間イメージでマンション営業をサポート

スタイルポートは、マンションギャラリーの壁に実物大の画面を投影して間取りを体験できるVR内覧システムを初めて提供した。


スタイルポートは、VR内覧システム「ROOV walk」の画面を実物大で壁に投影するシステムを、2月にグランドオープンした日鉄興和不動産のマンションギャラリー「リビオレゾン横濱ギャラリー」に初提供した。

「ROOV walk」はVRを活用した不動産販売支援ソリューション。パソコンやスマートフォンで手軽に物件を内覧できる3DCGビュワーだ。インテリアサンプル表示やカラーセレクト、採寸、家具シミュレーションなどの店頭接客支援に加え、マイページの発行や行動解析機能などを持ち、ユーザー再訪時の決定率向上に大きく寄与する。マンションギャラリー内の壁に等身大で投影する試みは今回が初めてだ。

日鉄興和不動産の「リビオレゾン横濱関内」は関内駅から徒歩5分の都市型コンパクトマンション。全39戸のなかに1LDK、2LDK、3LDKのバリエーションを持つ。平米数は小さめだがその分価格を抑えており、立地の良さからファミリー層だけでなく単身者からの反響もあるという。

「ROOV walk」の画像を壁に投影し居住空間のイメージを再現

横濱ギャラリーでは通常のモデルルームも用意しているが、モデルルーム以外の間取りを希望するユーザーへより具体的に空間のイメージを伝えるために、VR技術を用いた体感型モデルルームを用意した。通常のモデルルームでは設備などのディティールを確認してもらい、別室の体感型VRモデルルームで実際に住むイメージをリアルに体感してほしいという。実際に住むイメージを具体的に持ってもらうことで、購入判断を早めることを目的としている。

体感型VRモデルルームでは、来場したユーザーが希望する部屋のイメージを「ROOV walk」を通してギャラリー内の壁に大画面で投影、また床面にはプロジェクションマッピング(他社製)で、家具やインテリアを等身大サイズで再現し投影できる。

あらかじめ家具の大きさなどを伝えておけば、ユーザーが実際に使っているソファなどの画像を「ROOV walk」の画面内に取り込むことも可能だ。居住空間をリアルに体験し、空間イメージを把握しやすい新感覚のモデルルームを実現した。

日鉄興和不動産は、既存の「リビオレゾン松戸ギャラリー」でも「ROOV walk」のシステムを導入している。

実際に使っているソファを置いたイメージも「ROOV walk」内で確認できる
「リビオレゾン横濱ギャラリー」アクセス