60年後の住宅、夏の省エネ対策が肝に?
パナソニック ホームズと芝工大が共同検証
将来の住宅づくりにおいて、夏の省エネ対策が重要なキーワードになりそうだ。このほど、パナソニック ホームズと芝浦工業大学が、約60年後の気候条件が住宅の温熱環境・空調性能に及ぼす影響を共同検証した。
近年、地球温暖化の影響がますます深刻化し、世界の気温は上昇の一途をたどっている。約60年後には、断熱地域区分の6地域で現在よりも夏季の平均気温が2.6℃、冬季の平均気温が3.3℃上昇する予測だ。また、夏季においては湿度の上昇も予測されており、沖縄に近い気候に移行することが見込まれる。
今回の検証では、パナソニック ホームズの全館空調システム「エアロハス」を搭載した住宅を対象に、現在の気候と将来の気候の各条件下で、居室や空調機器周辺の温度・湿度、消費電力量などを比較・評価した。
その結果、60年後の厳しい気候条件でもエアロハスによって夏季は約27℃、冬季は約20℃に室内温度を安定して維持できることを確認した。ただ、主に除湿に要する冷房 エネルギーが増加するため、夏季の平均消費電力量が現在と比較して1日当たり47%増大する可能性が浮上。逆に、冬季においては外気温の上昇などより、消費電力が1日当たり10%減少した。




