New   2025.12.23

積水ハウスと東大、新たなライフスタイル「ソーシャルライフ」を定義

2026年3月に研究成果を最終とりまとめ

 

積水ハウスと東京大学大学院情報学環は、人生100年時代を見据えた新たなライフスタイルの概念「ソーシャルライフ」の定義を示した。

近年、健康寿命の延伸や高齢化が進み、孤立・孤独、地域との関係性の希薄化が深刻な社会課題となっている。積水ハウスと東京大学の両者は、「つながり」、「役立ち」などをキーワードに、住まい・暮らしの視点から人々の暮らしの在り方を共同研究してきた。

この成果をもとに、新たなライフスタイルとして「ソーシャルライフ」を提唱。その定義を「個人の幸せを起点に、人と人、人と社会のつながりを再構築し、互いに役立ち合うことで幸せを感じ、豊かな暮らしを実現すること」と定めた。現代社会において深刻化する孤独・孤立問題に対し、他者や社会の役に立つことで得られる「寄与感」や「つながり」が、豊かな人生の核になるという考え方だ。

東京大学の福武ホールで共同研究成果の報告会を実施した

今後も研究を継続し、2026年3月に最終的な研究成果のとりまとめを公表する予定だ。