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2025.12.19
積水ハウス、万博のCLTパネルを再利用
「循環する家」の検証兼ねて
積水ハウスは、大阪・関西万博での日本政府館で使用されたCLTパネルを再利用する新プロジェクト「旅するCLT」に取り組む。

このプロジェクトは、同社が2024年12月に発表したサーキュラー建築への取り組み「循環する家(House to House)」の実現に向けた検証の一環で行うもの。日本政府館で使用されたCLTパネルを再び建材利用する。再利用は一度切りではなく、建築物の解体・再利用を複数回繰り返し、旅をするようにそれらが全国を巡回することを目指す。
まずは再利用における検証や試行を重ねた後、2027年以降に再利用したCLTパネルをつかった建築物を日本各地で施工・制作。その後、解体と再構築を繰り返す計画だ。同社の寄付によって東京大学総括プロジェクト機構内に設立した「国際建築教育拠点(SEKISUI HOUSE – KUMA LAB)」、東京大学大学院農学生命科学研究科の青木謙治教授、東京大学大学院工学系研究科の権藤智之准教授とともに、それぞれの専門性を活かして産学協働で取り組む。

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