New   2025.11.26

24年木材需要8187万㎡ 建築用材など増加で2.5%増

製材の輸出が15.4%増

 

2024年の木材総需要量は、前年比2.5%増の8187万4000㎡だったことが、林野庁の「木材需給表」で明らかになった。

この需給表は国内の木材需要・供給量を丸太換算し、製材や合板といった用材、しいたけ原木、燃料材などに区分してまとめたもの。

総需要量の内訳をみると、製材が同2.4%増の2231万7000㎡、合板が同3.4%増の772万9000㎡となり、建築用材の需要が拡大した。燃料材も2259万3000㎡と同11.0%増加している。

総需要量のうち国内消費は同1.8%増の7787万1000㎡。こちらでも製材と合板の需要が伸びた。また、製材については輸出も15.4%増と好調だ。

なお、木材自給率は42.5%(同0.4%減)でほぼ横ばい。建築用材の自給率は輸入材が増加したことなどにより、前年から2.4ポイントダウンの52.9%。一方で、燃料材の国内生産が増えたことなどから、非建築用材の自給率が上昇している。