New   2025.10.17

旭化成ホームズのシニア向け賃貸、入居者の健康行動増進に効果

2年間の居住実態を調査

 

旭化成ホームズが運営するシニア向け賃貸住宅「へーベルVillage(ヴィレッジ)」の入居者について、入居後に健康行動が増加したことが分かった。

研究開発機関であるLONGLIFE総合研究所と共に、へーベルVillage居住者の2年間にわたる生活実態を調査した。

その結果、ヘーベルVillageで提供する「安心・安全・健康長寿応援メソッド」によって、健康長寿延伸に重要とされる「運動」、「食事」、「交流」といった健康行動が増えた。安心・安全・健康長寿応援メソッドとは、活動・交流を促す住環境(設計)、健康長寿視点の面談(相談)、交流促進・見守りサービス(仕掛け)を一体で提供するものだ。運動と食事は主に設計、交流は主に相談と仕掛けの取り組みによって増加した。

例えば運動については、スーパーや公園が近い、駅まで坂がない、エレベーターやスロープで出掛ける負担が少ないといった住環境設計によって、1日1回以上外出する人が7.9ポイント増えた。

また、月に1回相談員が訪問する「イキイキ応援シート」の取り組みを継続した結果、この2年間で入居者の半数が散歩や軽い運動、入居者同士の交流といった新しいことに挑戦し始めたという。

同社は今後も健康寿命の延伸など超高齢社会における課題解決への貢献を目指す。