New   2025.9.25

大東建託、ビッグデータ活用で生物多様性のまちづくり

京都の生物保全事業者と協働

 

大東建託は、2025年10月からバイオーム(京都市)と生物多様性に配慮した「ネイチャーポジティブなまちづくり」に向けた協働を開始する。

この取り組みは、大東建託が全国で計画・展開するまちづくりにおいて、バイオームが保有する生物多様性ビッグデータと解析技術を活用し、地域ごとの誘致目標種の選定や、それに基づく植栽提案・施工を行うもの。

具体的には、大東建託がまちづくり計画地周辺において生物調査を実施し、生態系を記録することで、施工前の自然環境の状態を把握。その後、バイオームが所有するビッグデータと種分布モデリングを活用し、計画地に適した生物相を分析する。そして、これらの調査・分析結果を基に、誘致・保全すべき目標種を両者で選定し、必要な外構植栽などを行う。

また、まちびらき後にはバイオームが提供するいきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を活用した生き物観察イベントなどを開催し、地域住民が自然と触れ合いながら生物多様性への理解を深める機会を提供していく。

取り組みの第1弾として、大東建託が千葉県千葉市で計画中のまちづくり計画に導入する予定だ。