住宅の買い時はいつ? 「高過ぎて買えない」は半数
全宅連の調査で明らかに
住宅など不動産が買い時ではない理由として、「価格が高騰し過ぎて手が届かない」が半数近くを占めることが、(公社)全国宅地建物取引業協会連合会のまとめた「2025年 住宅居住白書」で明らかになった。
この白書は、全国の20~65歳の男女5000人を対象に、住まいへの意識を聞いたもの。毎年9月23日の「不動産の日」に合わせて公開している。
「いま、不動産は買い時だと思うか」聞いたところ、「買い時だと思わない」は前年からほぼ横ばいの34.7%だった。

その理由は、「価格が高騰し過ぎて手が届かないから」が49.7%とほぼ半数。次いで「自分の収入が不安定または減少しているから」(14.3%)、「不動産価値(価格)が下落しそうだから」(14.2%)と続く。
前年は「不動産価値が下落しそう」がトップで、物件の値下がりを期待して「買い時ではない」とする人が多かった。しかし、今年はそもそも物件が高すぎることが「買い時ではない」理由に直結した。住宅は買いたくても買えない時代になりつつあるようだ。
一方で、「買い時だと思う」人は4年連続で増加し、20.8%となった。2割を超えるのは、2016年以来9年ぶりのことだ。
買い時だと思う人の理由として最も多いのは、「今後、住宅ローン金利が上昇しそうなので(今は金利が低いので)」で44.4%だった。日本銀行が異次元の金融緩和政策を解除して以降、金利が上昇基調にあることを懸念して、今のうちに購入する方が得と考える見方もあるようだ。
そのほか、買い時の理由では「住宅ローン減税など住宅取得の為の支援制度が充実しているから」(29.8%)、「不動産価値(価格)が安定または上昇しそうだから」(21.7%)が上位となっている。

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