New   2025.9.12

熱中症対策ルール、リフォーム事業者3割超が策定せず

住まいづくりナビセンターがアンケート調査

 

リフォーム現場における熱中症対策について、特にルールを設けていない事業者が3割を超えることが、住まいづくりナビセンターのアンケート調査で明らかになった。このアンケートは、同センターが運営するリフォーム評価ナビの登録事業者を対象に実施したもの。82社から回答を得た。

熱中症対策のルールを策定しているか聞いたところ、「協力業者も含めてルールを策定している」は30.5%だった。また、「ルールはあるが、協力業者側の職人・作業員などの対応は任せている」23.2%、「自社内にのみルールを策定」は9.8%であり、合計で63.5%が何らかのルールを設けている。

一方で、「社内外問わず、特にルールを設けていない」は32.9%と3分の1を占めた。単独の回答としては最も割合が高く、熱中症対策にあまり取り組めていない事業者も少なくないようだ。

なお、これまでにリフォーム現場で社員や職人・作業員などが熱中症になった経験があるかでは、37.8%があると回答している。今後も厳しい残暑が続くことが予測されており、万全の対策が求められる。