New   2025.9.11

AQ Group、中大規模木造の普及組織を立ち上げ

地場建築事業者など巻き込み全国展開へ

 

AQ Groupは、純木造のオフィスビルやマンション、大型倉庫などの建築を手掛ける組織「中大規模木造建築 共創〈ともつく〉ネットワーク」を設立した。

9月10日に行われた記者会見の様子。
左からAQ Group・宮沢俊哉会長、池田建設・池田章社長、コラム建設・樺島進一郎社長、AQ Group・加藤博昭社長

同社は、2024年に日本最大級の木造建築集団を目指す「フォレストビルダーズ」を結成。フォレストビルダーズには、同社オリジナル技術の「AQダイナミック構法」で戸建て住宅を建築する外部組織「アキュラホームFC」と、ボランタリーチェーンの「AQビルダー」がある。

今回設立した〈ともつく〉ネットワークもフォレストビルダーズの外部組織という位置付けだ。〈ともつく〉ネットワークでは、加盟企業に同社オリジナル技術の「AQ木のみ構法」をライセンス契約で提供。これを使い、中大規模木造建築の普及を図る。

具体的には、主に4階建て以上の木造オフィスビルや木造マンション、大型倉庫などを手掛けていく予定。なお、加盟対象は中大規模木造建築に強い志を持つ地場建築企業としている。

また、加盟企業同士が互いの情報を共有し、技術や知見を高め合う場も提供。加えて、組織力を生かし技術だけでなく、中大規模木造建築を活用した経営を学ぶ機会も用意する。

2025年8月、〈ともつく〉ネットワークの第一号加盟企業として池田建設(長野県長野市)が参画。26年秋にもAQ木のみ構法を使った純木造5階建ての複合ビルを完成させる計画だ。 そのほか、初期メンバーとしてコラム建設(神奈川県秦野市)も〈ともつく〉ネットワークに加盟している。

共創〈ともつく〉ネットワークの位置づけ