New   2025.8.14

東急建設、木造ユニット建築の備蓄製造開始

有事に仮設住宅として使用

 

東急建設は、自社開発した可搬型木造建物「モクタスキューブ」の備蓄製造を開始した。

モクタスキューブは、建築基準法に準拠した木造のユニット建築。あらかじめ工場で製作した15㎡のユニットを大型トラックで搬送し、現地でユニット同士を連結して設置する仕組みだ。少人数かつ短期間で設置できる点がポイントとなっている。

令和6年能登半島地震では、復興支援者用宿舎として3か月で20棟が供給された。

今回、このモクタスキューブを有事に素早く被災地へ供給できるよう、備蓄製造することを決定。今後5年間で60棟の製造を目指す。

なお、平時は自社建設現場における仮設事務所として使用する計画だ。建設現場への設置は2025年9月を予定している。

仮設事務所として使用する「モクタスキューブ」(イメージ)