2025.8.8

港区、千代田区の中古マンション、半数が億超え

LIFULL HOME’Sの調査で明らかに

 

東京都港区、千代田区などの都心一等地で、住宅価格高騰などに伴って中古億ションの供給割合が急増している。

LIFULL HOME’Sが調べた23区別の中古億ション供給率(2025年1~6月)をみると、港区は54.5%(前年同月比13.1ポイント増)、千代田区は51.2%(同12.1ポイント増)となっており、中古マンション全体の半数以上を占める。また、3位の中央区も44.7%と半数には満たなかったが、同15.2ポイント増で上昇幅が大きい。

10年間の供給率の推移をみると、2015年は港区(5.7%)、千代田区(8.0%)、渋谷区(6.7%)を除いて5%を下回っていたが、2020年には港区(22.0%)、千代田区(19.9%)、渋谷区(15.1%)、中央区(6.2%)に増加。そして今回、港区、千代田区と初めて50%を超える区が出てきた。

なお、中古億ションに関する同社への問い合わせが多かったエリアを駅別に集計すると、1位は「勝どき」(都営大江戸線)だった。次いで、「白金高輪」(都営三田線など)、「広尾」(東京メトロ日比谷線)と続く。