New   2025.7.28

蓄電池標準搭載の賃貸 積水化学が市場投入

一般地のGX志向型住宅基準にも対応

 

積水化学工業 住宅カンパニーは、同社商品として初めて蓄電池を標準搭載した賃貸住宅パッケージ「HEIM MAISON(ハイムメゾン)-T」を発売した。

この商品では、各住戸に蓄電池を設置。蓄電池の容量は、各住戸の間取りタイプに合わせて4.9kWhと9.9kWhから選択できるようにしている。

さらに、太陽光発電システム(PV)とHEMSも備えることで、平常時の省エネ性と災害時のレジリエンス性を確保。HEMSで「電力をへらす」、PVで「電力をつくる」、蓄電池で「電力をためる」仕組みにより、入居者ができるだけ電気を買わない暮らしをサポートする。

子育て世帯を想定した2LDKの間取りの場合、PV3.0kW・蓄電池4.9kWh・HEMSを搭載することで、年間光熱費を約6万円削減できるという。

また、一般地(断熱地域区分5~7地域)では断熱等性能等級6も標準化しており、国のGX志向型住宅や低層ZEH-Mの基準にも対応する。

そのほか、スマートフォンアプリとインターフォン、窓センサーなどを連携させた防犯見守りシステムなども備えている。

「HEIM MAISON-T」の外観イメージ