大和ハウスグループ、戸建事業の営業利益が約2倍
国内厳しくも米国が好調
大和ハウスグループの2025年3月期決算は、売上高5兆4348億1900万円(前期比4.5%増)、営業利益5462億円7900万円(同24.1%増)、経常利益5159億8500万円(同20.7%増)の増収増益となった。
セグメント別にみると、戸建住宅事業が好調だった。業績は、売上高1兆1445億500万円(同20.3%増)、営業利益698億2600万円(同98.6%増)。営業利益は約2倍の伸びだ。
同事業の好調な業績を支えたのが、海外分野。売上高のうち55.5%、営業利益のうち84.8%を海外事業が占めた。
特に、米国では東部・南部・西部を結ぶスマイルゾーンにおいて、グループ会社のStanley Martin社、CastleRock社、Trumark社を軸とした事業を展開。各エリアにおいて、スプリングセールス期間に合わせて分譲地の販売拡大に努めたことで、足元の受注が堅調に推移した。
一方、国内でも新築市場には厳しさがみられるものの、分譲事業の拡大などに努めた。
そのほか、賃貸住宅事業も好調だった。。国内では、重量鉄骨ラーメン構造3・4階建てでZEH-Mに対応した創業70周年記念の賃貸住宅商品「THE STATELY(ザ ステイトリー)」を発売した。海外でも、米国で賃貸住宅事業を行う Alliance Residential Company社を持分法適用関連会社としたことで、米国における賃貸事業のグループネットワーク・提案力の強化などを図った。
以上の結果、売上高は1兆3760億8900万円(同10.1%増)、営業利益は1299億6000万円(同12.2%増)と双方ともに2ケタ増を記録した。
なお、次期の全体業績については、売上高5兆6000億円、営業利益4700億円、経常利益4300億円を見込む。

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