New   2025.4.30

積水化学 24年度決算、全社売上・利益とも過去最高

住宅カンパニーはリフォーム事業など好調に推移

 

積水化学工業の2024年度決算は、売上高1兆2977億円(前年同期比3.3%増)、営業利益1079億円(同14.4%増)、純利益819億円(同5.1%増)となり、過去最高を更新した。

セグメント別に見ると、住宅カンパニーでは物価上昇の影響によって地方での需要回復が見込めず、新築住宅の受注棟数が前期を下回ったことで、売上高が5240億円(同1.1%減)とやや低下した。

一方、営業利益については新築住宅事業において収益性の改善を図ったことに加え、リフォーム事業が順調に拡大したことで、同13.6%増の314億円と大幅に伸長した。特に、リフォーム事業では営業体制の強化、住宅の定期診断の継続、断熱リフォームを軸とした改装などの拡販が奏功した。

そのほかのセグメントも全てが増益となっている。

なお、25年度の計画では、売上高1兆3645億円、営業利益1150億円、純利益820億円を目標としている。

同社の資料より抜粋