New   2025.4.21

経産省、ガス温水機器のトップランナー基準改定へ

省エネ性能を約3%向上 28年度までに

 

経済産業省は、ガス温水機器の製造者等に対し、製品のエネルギー消費性能を22年度実績比で約3%向上させることを求める。

これは、資源エネルギー庁の「省エネ基準に関する審議会」において、このほどとりまとめた「ガス温水機器の新たな省エネ基準に関する報告書」で示したもの。目標年度は2028年度。

22年度に出荷されたガス温水機器の熱効率(エネルギー消費効率)の平均は85%だが、今回の新基準では、これを28年度までに87.5%以上に引き上げるとしてる。

また、これを確実に達成するためには、省エネ性能の高い潜熱回収型給湯器の導入拡大が不可欠。そこで、報告書では28年度における潜熱回収型給湯器の導入割合を57%以上にすることを想定している。

なお、22年度の導入実績は37%であり、製造事業者等に加え、給湯器の流通に関わる事業者などとも協力しながら20%の追加導入を促す考えだ。

経産省の資料より抜粋
※区分Ⅰ:ガス瞬間湯沸器(自然通気式)、区分Ⅱ:ガス瞬間湯沸器(強制通気式)、区分Ⅲ:ガスふろがま、区分Ⅳ:ガス暖房機器