2025.4.15

ロールスクリーン型の太陽光発電 LIXILが発表

室内に設置可能

 

LIXILは、室内に設置する太陽光発電設備「PVロールスクリーンシステム」の受注を2025年6月から開始する。

これは、2022年および23年に国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業による支援を受けて開発した非住宅向けの太陽光発電システム。直接給電できる機能を備えたロールスクリーン形状の太陽光発電設備の開発は、世界初のことだ。

ロールスクリーン形状を採用することで、室内側から簡単に後付けでき、容易にメンテナンスをすることが可能だ。また、ビルの外壁や窓面に設置される「建材一体型」の太陽光発電設備と異なり、好きな時に視界を確保できる点がポイントとなっている。

こうしたデザイン性・利便性の高さなどから、PVロールスクリーンシステムは、「令和6年度気候変動アクション環境大臣表彰」の大賞、「2024年度グッドデザイン賞」を受賞している。

まずは公共施設や法人向けに関東エリアで受注を開始し、順次展開エリアを拡大していく方針だ。