2025.4.14

積水化学、ハイエンド向けシリーズを木造にも拡大展開

デザイン性と住宅性能を両立

 

積水化学工業 住宅カンパニーは、木質戸建て注文住宅の新モデル「ザ・デザイナーズ グランツーユー」を2025年4月19日に発売する。

これは、従来、都市近郊のハイエンド層をターゲットとして鉄骨造で展開してきた「ザ・デザイナーズハイム」シリーズを木造にも拡大展開したもの。ザ・デザイナーズハイムシリーズは、内外観の優れたデザイン性や、高い住宅性能などが特長で、これを木質住宅にも落とし込んでいる。

具体的には、外観にクラシックな意匠を施したファサードデザインを採用。加えて、木質感のある装飾品や、タイル外壁の重厚感が普遍的な美しさを引き立てている。

さらに、内観については内部に差し込む光量をコントロールして落ち着いた雰囲気を演出したほか、傾斜屋根の深い軒を活かしたテラスなどを用意。自然と調和するパッシブデザインを実現した。

また、住宅性能については、工場内の安定した作業環境下で家の大半を作る木質ユニット工法を採用することで、高い耐震性、耐久性を確保。高気密・高断熱性にも優れ、断熱等性能等級は6に標準対応している。

そのほか、HEMSを搭載した新たな第一種換気・全室空調「グラン・エアシステム」を開発。このシステムでは、各室のルームエアコンを連携し事前に設定を行うことで、スマートフォンから家全体の空調制御が可能になる。

同社は、ザ・デザイナーズ グランツーユーの年間販売目標として300棟を掲げている。