2025.4.8

古民家の古材を新築に 小田急不動産が循環利用促進

神奈川に平屋のモデルハウスオープン

 

小田急不動産は、日本各地の良質な古民家の古材を新築住宅に循環利用する新プロジェクト「KATARITSUGI(かたりつぎ)」をスタートした。

ここでいう古民家とは、(一社)住まい教育推進機構が定義する、1950年以前に建てられた防火構造でない戸建木造住宅のこと。ただ、近年では、少子高齢化などの影響で継承されずに空き家化するケースが増えているという。

そこで、同社は古民家の古材を別の地域で活用することに着目し、(一社)全国古民家再生協会と連携。古材を新築に循環利用し、古民家の歴史や所有者の想いを次の世代につなぐ今回のプロジェクトを開始した。

プロジェクトの第一弾として、新潟県阿賀町にある築約160年の古民家の構造材を使った平屋モデルハウスを神奈川県開成町に建築中だ。2025年4月下旬にも竣工し、5月下旬からのオープンを予定している。

神奈川のモデルハウスでは、梁に古材を使用している