2025.3.27

木質パネルで中層建築 ミサワホームが新構法開発

最大5階建てに対応

 

ミサワホームは、 木質パネル中層建築構法「CROSS MONOCOQUE(クロスモノコック)」を開発し、2025年3月27日に発売した。

新構法では、同社独自の木質接着複合パネルを主な構造部材に使用し、屋根、壁、床をパネルで一体化したモノコック構造を採用。その上で、1時間耐火の4階建てを基本構成とし、最下階に2時間耐火の鉄筋コンクリート造を組み合わせることで、最大5階建ての混構造建築を実現可能にした。

地震や台風などの外力に強く、 住居、店舗、事務所などを組み合わせた複合建築として利用可能だ。

また、断熱・省エネ性能も高く、住戸部分においては太陽光パネルなどを搭載することで、ZEHだけでなく、GX志向型住宅基準にも対応する。

まずは東京都内で販売し、今後エリアを順次拡大していく方針だ。これまで工業化住宅で培ってきた木質パネル接着工法の技術を中層建築へ展開し、高品質・高性能な木質パネル建築の普及を図るとしている。

「CROSS MONOCOQUE」構法を使った建物の外観イメージ