積水ハウスが土屋HDと資本業務提携
住宅研究・開発分野の連携を強化
積水ハウスは、土屋ホールディングスとの資本業務提携契約を2025年3月14日に締結した。提携により、土屋ホールディングスは25年3月31日付で第三者割当による自己株式処分を実施。積水ハウスが普通株式77万7800株(発行株式総数の3.02%)を取得する予定だ。
両社は既に、連結子会社である土屋ホームを通じて共同建築事業「SI(エス・アイ)事業」を25年1月から展開している。
この事業は、積水ハウスが同社オリジナルの耐震技術「基礎ダイレクトジョイント構法」などをオープン化し、耐震性に優れた住宅の普及を図る共同建築事業。積水ハウスグループの積水ハウス建設が住宅の基礎、躯体、接合部(S:スケルトン)の施工を実施。一方、外装や内装(I:インフィル)の施工は共同パートナー企業が担い、地域ごとの特色を反映しながら販売する。土屋ホールディングスは、土屋ホームを通じてこのSI事業のパートナー企業となっていた。
今回の資本業務提携により、積水ハウスと土屋ホールディングスはSI事業のパートナーという枠を超えて協業していく。経営資源・技術・ネットワークを相互で活用し、両社のさらなる事業拡大につなげる方針だ。

(右)積水ハウス・仲井嘉浩 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO
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