空気清浄機能付き全館空調にインフルエンザ感染抑制効果
パナソニック ホームズらの実証で明らかに
空気清浄機能を搭載した全館空調システムにインフルエンザウイルスの感染抑制効果があることが、パナソニック ホームズと(一財)日本繊維製品品質技術センターの共同実証で明らかになった。
実証は、パナソニック ホームズの湖東工場(滋賀県東近江市)にある住宅試験センター内の実住宅棟で実施したもの。実際のインフルエンザウイルスを住宅内に噴霧し、その濃度をケース1「個別空調」、ケース2「全館空調(空気清浄機能あり・風量小)」、ケース3「全館空調(空気静養機能あり・風量大)」の3つで比較した。
この結果、ケース2、3ではウイルスの噴霧直後からその濃度が薄くなり、個別空調と比較して時間経過によるウイルスの低減スピードが顕著に早かった。ケース1の噴霧直後をウイルス濃度100%とした場合で表すと、ケース2では噴霧直後の濃度が56%、噴霧30分後が19%、60分後が5%。ケース3の噴霧直後が18%、30分後が1%、60分後が0%という結果だった。
また、噴霧室の隣室におけるウイルス濃度も計測した。ケース1では濃度の緩やかな上昇が見られた一方、ケース2、3ではその傾向が見られず、空気清浄機能付きの全館空調は隣室へのウイルス流入抑制効果もあることが分かった。

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