LIXIL、玄関ドア「XE」に“顔認証+自動開閉機能”
表面材やドアノブに新素材も
フラグシップ玄関ドアの「XE」の2025年モデルを発表。顔認証+自動開閉が行えるようになったほか、扉デザインやハンドルの素材も拡充した。

TOSTEMブランド100周年の2023年に発売した玄関ドア「XE」は、錠やラッチといったパーツをハンドルから切り離し、子扉に集約したことで今までにないドアデザインを可能にした。こうした独自性が高い評価を受け、アッパー層だけでなくミドル層以下でも住宅デザインにこだわりたい人から引き合いがあるといい、売上は当初予想の2倍以上だという。「市場に認知されるまで時間がかかるのではと予想していたが、記者発表直後から問い合わせが殺到し、垂直立ち上げのような形になった」(サッシ・ドア事業部 川口富士雄ドアSBU長)。
この「XE」が2025年モデルとしてバージョンアップする。主なポイントは、「顔認証+自動開閉によるシームレスエントリー」、「新素材・ハンドルの拡充」、「H2730㎜サイズの追加」の3つ。
1つ目の「顔認証+自動開閉」は、「XE」の中でもより細部までデザインにこだわった上位モデルの「シームレスモデル」のみで展開する。ドアに設置したディスプレイが家族の顔を検知しカギを解錠する「顔認証」を新たに装備、さらに解錠と連動して扉が開く自動開閉機能の追加で、ノーアクションでの入室が可能となった。また、セキュリティ性を向上するために、顔とパスワードのダブル認証で解錠することもできる。オプションとして、室内から手をかざすだけで解錠でき、扉が閉まると自動で施錠する非接触室内ボタンを取り付けることも可能だ。顔認証+自動開閉を採用した場合は、停電したときのことを考え、玄関のほかに勝手口などのセカンドエントリーがあるという条件のもと、ドアハンドル・シリンダーなし仕様も選択できる。
2つ目の「新素材、ハンドルの拡充」については、表面材に透明感のあるメタリック塗装ガラスの「METALLIC DEEP GRAY」、金属の赤錆をリアルに再現した「BRUME METAL BROWN」を追加した。また、人気のロングバーハンドルにリサイクルアルミ使用比率100%の循環型低炭素アルミ「PremiAL R100」を採用したほか、セレクトハンドルには正解的なドアパーツブランドの「designer doorware」から焼杉技法を用いて炭化させた天然木製のバーハンドルと、真鍮素材に金属被膜を蒸着したディスクハンドルを加えた。
さらに、「H2730㎜のハイサイズに対応」によって、垂れ壁のないノイズレスな納まりと開放感を実現する。
門扉のFamiLock対応、デザイン追加で
エントランス空間に一体感を
同社は、防犯意識の高まりを受けて、エクステリアから考える防犯対策として、門扉シリーズにスマートロックシステム「FamiLock」を展開する。また、これに併せて中高級住宅向けの門扉「プレミエス門扉」を刷新し、本物素材のタイルやガラスを使用した「開き門扉AX」を発売。玄関ドア「XE」、「グランデル2」のドアデザインの一部を門扉シリーズでも展開することで、門扉と玄関ドアのデザインを揃えることが可能となった。これにより、エントランス空間にデザイン的なつながりを持たせることができる。さらに、玄関ドア「XE」は、「FamiLock」が標準仕様となっているため、標準仕様の「XE」を採用する場合ひとつのカギで門扉と玄関ドアを解錠することができ、利便性も高まる。
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