大和ハウス、オープンハウスが初任給引き上げへ
人材確保競争が激化
ハウスメーカー間で、新卒の給与水準を大幅に引き上げる動きが出てきている。大和ハウス工業とオープンハウスは、2025年4月から新卒初任給を引き上げると発表した。
大和ハウス工業は、25年4月1日付で入社する新入社員(大卒)の初任給を月額35万円にする。現行では25万円のところ、一気に10万円の増額となる。引き上げ率は40%。また、大学院卒と高専・専門学校卒の初任給も10万円増額し、それぞれ36万2000円、33万2000円とする。
今後も厳しい状況が続くとみられる採用環境の中で、優秀な人材確保に注力する方針だ。
オープンハウスは、25年4月に入社する新卒社員の初任給を現行から3万円引き上げ、36万円とする。対象は、オープンハウスおよびオープンハウス・ディベロップメントが採用する新卒の総合職(営業、企画/マーケティング、コーポレート職、建築技術職、社内SE)。より好条件を示すことで、採⽤活動における競争⼒の強化を図る。また、物価高騰が続く中、社員の⽣活⽔準の維持向上につなげたい考え。今回の引き上げにより、新卒社員の年収は初年度から500万円を超える見込みだ。
なお、大和ハウス工業では、新卒初任給の引き上げに合わせて、既存社員のベースアップも実施する。正社員1.6万人を対象に月例給与と賞与の比率を大きく見直し、年収で約10%の給与アップを行う。
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