旭化成ホームズのシニア向け賃貸が都の先導事業に
楽器演奏を趣味とする高齢者の交流促す
旭化成ホームズが展開する「ヘーベルVillage砧3丁目プロジェクト」が、東京都の「高齢者いきいき住宅先導事業」に選定された。
この事業は、高齢者に適した住宅を認定する新たな制度を構築するため、健康で自立した高齢者向けの民間賃貸住宅を整備する取組を募集し、その整備費を補助するもの。補助率は、新築が整備費の5分の1以内、改修が整備費の2分の1以内。住宅は1戸あたり200万円が上限となっている。
今回先導事業に選定されたヘーベルVillage砧3丁目プロジェクトは、健康長寿に資する住宅設備や、防音室を備えた共同住宅を整備し、高齢者の自立した生活支援に加え、楽器演奏を趣味とする入居者・地域住民同士のつながりを創出する取組だ。世田谷区内の砧地区で展開している。
共有部には、セッションなどの楽器演奏を楽しむことができるよう、グランドピアノとドラムセットを常設した防音室を導入。入居者によるミニ発表会や地域住民向けの音楽教室などでの使用を見込む。
また、居室については2LDK(57~70㎡)の広さを確保。高さや調理動線を意識したキッチン、転倒リスクを減らすベンチ付き玄関収納など高齢者の身体機能に配慮した設備に加え、こちらにも防音室を備える。
そのほか、緊急通報システムによる24時間365日の見守り・駆けつけサービス、家事代行や訪問診療等の紹介など高齢者の暮らしをサポートする体制の充実を図る。
こうしたポイントが、今回の事業選定につながった。
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