2024.12.19

大和ハウス、農水省と木材利用促進協定を締結

5年で木造建築の面積を23年度比倍に

 

大和ハウス工業と農林水産省は、建築物の木造・木質化を推進するため、「カーボンニュートラルの実現に貢献する建築物木材利用促進協定」を2024年12月17日に締結した。

大和ハウスグループは、カーボンニュートラルの実現に向けた新たな重点領域のひとつとして、「木造・木質建築事業」を掲げている。23年10月には、非住宅の木造化・木質化を推進するプロジェクト「Future with Wood(フューチャー・ウィズ・ウッド)」を発足した。

今回の協定は、都市の木造化推進法に基づいて「建築物木材利用促進協定」が創設されたことを受けて結んだもの。両者で連携・協力し、「非住宅の木造化」や、「木造・木質化の長所・意義に対する施主の理解促進」、「クリーンウッド法に基づく合法な木材の利用を促進するサプライチェーンの構築」などに取り組む。

また、農水省は技術的助言や活用可能な補助事業などの情報提供を行うほか、定期的な意見交換や木材利用に関する相談窓口・専門家の紹介といった支援を行う。

こうした取り組みを通じ、大和ハウス工業は今後5年間で木造・木質化する建築物の総床面積を、23年度実績比で倍増させる計画だ。

協定締結式の様子(右:農林水産省 青山豊久 氏、左:大和ハウス工業・取締役専務執行役員 大友浩嗣 氏)