New   2024.11.26

文化シヤッター中期決算 上期は増収減益も下期の利益計上へ期待

文化シヤッターの25年3月期上期決算は、売上高1022億9800万円(前年比3.7%増)、営業利益38億9000万円(同9.8%減)の増収減益となった。

売上高は好調なサービス事業(メンテナンス)がけん引し、4期連続の増収で、過去最高となった。一方で、営業利益は処遇向上に伴う人件費など販管費が増加し減益となった。

ただ、小倉博之代表取締役社長は「現在低調なリフォーム事業では工期の遅れが営業利益にも影響した。上期の受注残が下期の利益にのってくれば下期の利益は伸びると見ている」と建築業界の働き方改革で延期になっている工事分の利益計上を予測する。

セグメント別にみると、「住宅その他」向けは、海外をメインとした重量シャッター群(ガレージドア)の増加が23億円の増収につながった。新設着工数が厳しい国内の戸建住宅についても「室内階段などの新商品が採用されてきている。また防犯関連で窓シャッターの取付数も上がっており、全体で対前年を上回るのでないか」(小倉社長)と、期待を込めた。

文化シヤッターは下期の利益計上を予測する